NTT VS  Yahoo!! | Lin's Times

NTT VS  Yahoo!!


NTT和田氏の「電話網は国民の物ではない」発言にソフトバンク孫氏が反論

総務省が開催した「通信・放送の在り方に関する懇談会」第7回では、NTT(持ち株)の和田紀夫代表取締役社長、KDDIの小野寺正代表取締役社長兼会長、ソフトバンクの孫正義代表取締役社長が出席。通信市場におけるNTTの在り方に関して白熱した議論が繰り広げられた。


既存の固定電話網は「2010年までは維持するが、その先の取り扱いは2010年までに一定の方向性を見出す」と、次世代ネットワーク構築後の具体的なプランは示されなかった。また、光ファイバ開放義務に関しては「DSLのドライカッパーは低価格ながらも採算が取れているが、光ファイバは先行投資もあってまったくの赤字」(有馬彰中期経営戦略推進担当 取締役)という状態であり、「光ファイバの投資リスクに対するフェアリターンが確保されるよう、現行ルールの見直しをお願いしたい」との要望を述べた。


孫氏も「競争したがりのソフトバンクが、これほど意欲を持っていながらも光ファイバでは戦えない状況にある」とコメント。「光ファイバは民間が運営するユニバーサル回線会社として独立すべき」との考えを示し、5,000円程度で光ファイバ回線を開放しているNTTに対して「我々の計算では、ユニバーサル回線会社で光回線を整備すれば、1回線につき月額690円で実現できる」との考えを披露した。


 和田氏はNTTの既存電話網に対し「電電公社時代の資産はすでに株式にして国に返しているし、光ファイバは民営化後しばらくしてから本格的に着手したもの」とコメント。「電話網を国民のものというのはやめて欲しい。あれは株主のものだ」と続けると、孫氏は「政府保証債で構築したネットワークをベースに光ファイバへ張り替えている以上、そのネットワークは国民のものである」と反論。「国民のものという理解がない社長が運営している会社に、21世紀のインフラを任せていいのか」と厳しい意見を見せた。

 孫氏は「NTTが日本中の家庭に光ファイバを提供できるならばそれは1つの選択肢だろう」とした上で、「独走態勢にありながらも2010年で3,000万回線しか敷設せず、収益性のある場所にしか引かない。できれば競争相手にも貸したくないというNTTには任せられない」とコメント。「3,000万回線だけ敷設すれば、残りの3,000万回線とのデジタルデバイドはますます進むだろう。そうした対策を何の答えもなく、2010年までに何とかすると放置するような企業に国民の重要な基盤を任せていいものか」と追求し、「国民のためにも6,000万回線の光ファイバ化を実現すべき」と主張した。
(from BROAD BAND WATCH)
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世論は孫正義の意見を尊重するだろうね。
インフラは一企業のものではないのは間違いない事実。
次世代のインフラを利益を求める企業が絶対的なアドバンテージを持って進めるのは歪んだ形でしかインフラを整備出来ないのではないのかね?

やっぱり、次世代の重要なインフラである、光ファイバは民間が運営するユニバーサル回線会社を軸にした方が良いような、、、気がするね、うん。