血塗られたダイヤモンドの歴史に終止符!? | Lin's Times

血塗られたダイヤモンドの歴史に終止符!?

dm
ダイヤモンドはある一つの会社に支配されていた。
かの有名なデビアス社 である。

まぁダイヤモンドの血塗られた歴史はまたの機会だが、今回は長い間独占されていたダイヤモンド市場が変わったというニュース↓

デビアス:「ダイヤ支配」に終止符? 独占契約撤廃で

宝石用ダイヤモンド世界最大手、デビアス(南アフリカ)の1世紀を超す「ダイヤ支配」に終止符が打たれる可能性が出てきた。09年から、同世界2位のアルロサ(ロシア)の輸出用ダイヤ原石の過半を購入する独占的な契約を撤廃するためだ。かねて独占状態を警告してきた欧州連合(EU)は「ダイヤ価格が下がる」と歓迎するが、デビアスは新しい鉱山に巨額の投資をして原石市場での圧倒的な影響力を維持する方針で、「独占は解消されない」との声も出ている。


 デビアスは1888年に南アに設立され、親会社の金属鉱山、英アングロ・アメリカンと並んで「英国の領土拡大とともに成長した企業」(英系銀行)と評された。かつては世界の9割もの原石を押さえた力を背景に、デビアスは現在も、自らが選んだ卸会社に自らが決めた価格で原石を売る手法を続けている。


 アルロサとの契約破棄で、デビアスが原石市場に及ぼしてきた圧倒的な支配力は、当面手放される見通しだ。一方で、デビアスは南アなどの新鉱山に約20億ドルを投資する方針だ。このため、「そもそもアルロサとの契約撤廃は採算に問題があったためだ。新鉱山から原石を調達できるようになれば、デビアスの価格支配は続く」(英バーナード・ジェイコブ投資会社のピーター・デイビー氏)との見方も根強い。

(from 毎日新聞)
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「婚約指輪は給料の3カ月分」というキャッチコピーもデビアスが作ったそうで。
自由競争が無ければ価格も高いまま。
ダイヤモンドの歴史を知ると、帝国主義の搾取の歴史をを知ることが出来る。
まさに血塗られた石だなって感想。
その石が愛の証明に使われている現実はちょっとシュール。